トヨタ自動車の決算発表!
オンタイムではないが、世界の時価総額上位は以下の通り。
1、マイクロソフト
2、アマゾン
3、アップル
4、アルファベット
5、フェイスブック
(ちなみに30年前の世界時価総額の1位はなんとNTTで、2位日本興行銀行以下、日本の銀行が続いている。)
そして2018年の売り上げ世界ランキングは、
1、ウォルマート
2、国家電網
3、中国石油化工
4、中国石油天然気集団
5、ロイヤルダッチシェル
そして6位にトヨタ自動車となる。
言うまでもなく、資本がアメリカに集中し、消費が中国に偏っている。そして中身はほとんどがネットかエネルギーである。自動車ではトヨタが世界1位で金融系ではバークシャー・ハサウェイが時価総額、売り上げとも世界1位を誇る。
以下日経より
まず、ずっと昔から「いずれトヨタは車を売らなくなるのではないか?」とい言われていて、この決算発表で言葉になっている「移動基盤」とは必ずしも車のことではないだろう。
そして、米中の関係でいえば消費主体がアメリカから中国にシフトしたということだ。かつては中国が安値で売り、それを日本やアメリカが消費する(あるいは製造を任せる)という関係だったが、すでに逆転現象が生じている。今や中国は世界をけん引する消費国であり、完全に覇権を握りつつある。(だからトランプが焦ってプレッシャーをかけている。)
最後に、それでも消費の主軸はエネルギーだということだ。中国のメジャー2社とロイヤルダッチは互角だ。つまりエネルギーが世界消費の中心であり柱であることを示す。さらに、このエネルギーをめぐる過去の諍いを思い起こすと、原油から小売りに至るまでのダイナミズムの中で、エネルギーを軸にした世界各国の動きは無視できない。すでに新冷戦時代が到来しているのである。
トヨタがエネルギーに何を軸とするかも長期的な注目点である。
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