愚者は自分の経験に学び、賢者は歴史に学ぶ (大津市の悲惨な交通事故と戦争)

まずは亡くなられた方、特に未来のある小さな子供の命が失われたことを心から遺憾に思う。
衷心よりご冥福をお祈り申し上げたい。本当に本当に残念だ。
このような事故や事件が起きると、どうしても被害者の方のお気持ちに偏りがちだ。それは無理もない。
自分もまた遠い昔に亡くした家族がいた。少なからず被害者に寄り添いたい気持ちになる。

ことは加害者のことである。この二人の女性は殺人犯となる。
法律で処罰を受けるかどうかではなく、この罪を背負うことに変わりはない。

あなた方は「クルマ殺人鬼」なのだ。

トヨタ自動車を敵にまわすつもりはないが、こういう殺人事件が起きると”車などなくなればいい”と心から思う。自分もかつて運転者(殺人者予備群)としてハンドルを握り、人を傷つける経験があるので言うのだが、”車の運転をやめてよかった”と思う。運転をやめて歩いていると、本当に歩行者は肩身が狭い。歩きづらい世の中なのだ。

いっそのこと”車も信号機もなくせばいい”とも思う。事故が多発して人がもっと死ぬ。信号機や道路を整備すればするほど殺人者は傲慢になる。信号がなくなればもっともっと人は死ぬ。そうならないと運転者(殺人者)が謙虚になることなどないのだ。

そして・・・

こういう事故事件を見聞きしても「他人事」だ。「自分は大丈夫」と誰もが思う。「自分だけは大丈夫」と思う。そして一瞬にして「忘れる」。この傲慢な人としての心理が事故事件を根絶やしにできない原因なのである。この愚かな殺人者たちは自分の経験でしか学ばない。自分が殺人者の一歩手前に立っていることを自覚しない。

書けば書くほど怒りがこみあげてくる。

しかし「怒り」は何も意味しない。車の運転を続ける限り、これらの殺人は止まらない。

歴史は繰り返す。それは何もクルマ殺人だけの話題ではない。
元号が変わって何か微妙な変化を感じないだろうか?

以下日経、秋田浩之氏の記事より。


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