世界はNorth Korea を軸に蠢く

餓死者が出ている。それははるか昔の話題ではなく、ここ数年の話だそうだ。しかし、餓死者を出すような国がミサイルに金をかけるメリットはどこにあるのか?餓死者よりもミサイルの方が価値があるからだ。

そんな中、世界はこの時期に三つ巴四つ巴の様相だ。


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North Koreaだけでなく、世界は常にエネルギーと食料を必要としている。エネルギーがなければ車も電車も走らないし飛行機も飛ばない。ミサイルだって飛ばせない。そんなNorth Koreaを軸に新たな冷戦状態が続いており、実はNorth Koreaの悪あがきとアメリカの中国、ロシアに対する対決型姿勢は同じ鏡像なのだ。似た者同士。はったりで交渉するところもそっくりである。お互いがフェイクである。

これでアメリカと中国・ロシア連合は完全に対立する。そしてその軸の中心にはNorth Koreaがいる。彼らもエネルギーが必要だ。そして食料も。そんな事情を理解して中国とロシアは彼らを支援する。短距離ミサイル発射も、ロシアの差し金であろう。アメリカを刺激するためならプーチンは遠慮しないだろう。

今回の米朝貿易摩擦交渉で、今回は中国が譲歩したように報道されているがそれは間違いだ。覇権はすでに移動している。むしろアメリカの遠吠え状態を中国がきれいにかわしているというのが実情である。

さて、ここで我が国である。

こうした世界潮流を見越すまでもなく、戦犯である祖父をもつときの首相は憲法改正により、いつでも戦争ができる状態にしたい。しかし、どちらに寄るか、という点では二枚舌外交も苦しい局面である。日本はギリギリの時点まで二枚舌外交を進める必要がある。あくまでも覇権の当事者であってはならない。その意味でもアメリカか中国・ロシア連合か、このどちらの立場でNorth Koreaと接するかを迫られる時が近づいている。
世界経済の中心である中国と核兵器の中心であるロシアかアメリカか、という判断だ。

時を同じくして官房がアメリカに、外相がロシアに飛んでいるのは偶然ではない。

恐らく世界は米中の経済対立を横目にロシア化してゆくことだろう。彼らは世界の情報をコントロールする力を備えている。対してアメリカはバカだ。関税をかければ消費が鈍る。中国製品の消費が停滞すれば、アメリカ経済だけでなく日本を含める世界経済が大停滞を迎えるのである。このことをニヤニヤして微笑んでいるのがロシアだ。そしてロシアはNorth Koreaをも操作してアメリカをはじめとする世界を混乱に導いているのだ。だからミサイルを発射してもアメリカは手も足も出せない。

世界はNorth Koreaを軸に蠢いているのだ。







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