キネマ旬報賞発表
キネマ旬報賞が発表になったようだ。
アカデミー賞より1年古くから開催され、オスカー像よりも重たいトロフィーで有名なキネ旬賞。
非力な女優さんが一人で持てないほどの重たいトロフィーである。
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過去のキネ旬を追いかけると、時代性とクオリティを認識できる。
かつては掛け値なしでキネ旬で評価された映画はいい映画であり、見たい映画だった。
特に重要なのは読者選出ベストテンで、キネ旬読者の高い見識を感じる映画が選ばれたものだった。
しかし昨今、キネノートのランキングなどを見ても著しい”大衆迎合主義”が蔓延し、まんまとマーケティングに踊らされる映画に埋没しているような気がする。
何が言いたいかというと”もはや自分は必ずしもキネ旬に拘束されない”という傾向だ。
昨年は良くも悪くも『ジョーカー』の年。それは紛れもない事実。あのフィクションがノンフィクションのように伝わる恐ろしさを実感できた。世界が貧困と病理に包まれてゆくざわめきと肌触りを感じさせる映画。確かに素晴らしい映画であった。
最後に、特別賞の和田誠さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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