密命24 切羽 潰し合い中山道 (祥伝社文庫)
佐伯泰英さんのシリーズものだ。例のごとく義母の書棚からくすねてきた文庫本。「密命」シリーズは1999年から始まり、テレビ東京のドラマでも放映されたようだ。(主人公の金杉惣三郎役は榎木孝明さんが演じたらしい。)
全く予備知識なく読んだわけだが、時代劇アドベンチャーとして純粋に面白い!
師匠の金杉惣三郎と弟子の神保佳次郎が名古屋尾張から中山道を歩いて江戸へ入る、というだけの話なのだが、そこで展開される物語がめちゃくちゃ面白い。寒月霞切りという技と名刀で次々と敵を倒す。そして目的の江戸では惣三郎の息子と弟子の佳次郎の対決が展開されるという話だ。
冬の中山道、道中は厳しく、そこに大敵が何度か現れる。それを神がかり的な助けをもって突き進むのだ。
こんなに面白い時代劇アドベンチャーがあったとは知らなかった。
佐伯泰英さんの膨大な著作の一部ではあるが、その見事なスピード感とち密でリアルな背景描写に圧倒される。
すごい!!
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