名将の肖像 ベースボールマガジン社
今朝はいい天気。家で養老孟司先生がラジオでお話ししていた。宗教がなにかしらの影響を及ぼしているのだろうか。
昨日は朝曇っていたが、昼から真夏日だった。
5月2日発行の雑誌を手に取ると特集号で、歴代の野球監督の特集をしていた。
広岡達郎 (『意識革命のすすめ』講談社、1983年は名著。何度も読ませていただいた。)
と三人の名監督を並べ、それぞれの元で活躍した選手(広澤克実、石毛宏典、井端弘和)のインタビューで聞き取りする。これはすっかり野球を追わなくなった自分にとっては刺激的で面白かった。
「野村監督はぶつぶつ言うけど温情派だった。」とか「広岡監督は冷徹なのではなく、正直なだけ。」とか「落合監督はほとんど動かなかった。」など知っていそうで知らないエピソードが詰まっている。
この三人は偉大な監督だっただけでなく、著者としてもすぐれている。野球体験をほかのビジネスでも生かせる面がある。特に広岡達郎さんの著書に書いてあった石毛選手と最初に会ったときのエピソードは、このインタビューで逆の立場の証言で立証されている。
広澤克実さんが名監督の条件として①勝つこと②選手の育成③コーチの育成だという。
そして共通することとして”練習”だ。いずれも意識改革と備えをしっかりしていることが伝わる。
最後に、堀内恒夫氏の川上哲治監督談も面白かった。「石橋を叩いても渡らない。」といわれた名将がミーティングで話すのは「人間性」だけだったという。戦略は牧野コーチが話し監督は人間性を話す。プロとして徹底していたのが巨人軍の強さだったのかもしれない。
とても面白かった!
(=^・^=)
★
★
この記事へのコメント