日本の戦争映画 春日太一著 文春新書

ライオンズは4連敗体重は平行線。でも腹は膨らみ醜い体だ。豚だ。



実は戦争映画や戦争にまつわる話は大嫌いだ。戦争が嫌い、という理由で戦争と名のつくものに近づかないようにしてきた。
しかし、数年前に春日太一さんと町山智浩さんがWOWOWで展開した企画で取り上げられた『日本のいちばん長い日』などの解説に唸らされて、少し考えをあらためつつあったとき、春日太一さんが本を出された。『日本の戦争映画
これは戦争映画の紹介本である。

紹介本という立場上、それぞれの戦争映画を短いページの中でうまく紹介しているのだが、実はそれだけではない。自分がかねてから避けてきた戦争(あるいは戦争にまつわる映画など)について、少し認識をあらためなければならないと強く思わせる本となっているのだ。漠然とパスしてきた戦争を見直すことも必要なのではないかと思わせる。

例えていえば、これだけコロナが社会を滅亡の危機に追い込んでいるのは、第二次世界大戦以来、あるいはそれ以上の壊滅的な状態で、後世に刻まれる歴史的大事件だ。そして戦争もまた同じ。しかし・・・戦争当時の市民はその事実を粛々と受け入れ淡々と生活をしていたのだ。隣で戦争に死にゆく特攻隊員となるべき人が去って行ったとしてもそれを淡々と受け入れる日常。

コロナもまたきっと同じだろう。

とても勉強になった。そして別の感動が襲いかかる本であった。
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