首里の馬 高山羽根子著 (第136回芥川賞)

ライオンズは負け体重は微減6月8月の68㌔が上限で、2月の62㌔が下限。



第163回芥川賞作品を読む。『首里の馬高山羽根子著。
芥川賞なんて柄にもないが、2000年以降ぼちぼち読んでいる。

この『首里の馬』にはタイトルにもある通り馬が出てくる。この馬の登場が唐突で、庭に謎の物体が現れる感じである。このあたりの流れは小山田浩子さんが芥川賞を受賞した『』という作品にも似ている。しかしこのおとなしく愛らしい宮古馬は、孤独な主人公の女性を勇気づける。
舞台が沖縄ということもあって、間違いなく反戦を主張するところだろうが、この小説に露骨な反戦メッセージなどはない。沖縄の歴史を残す資料館が崩壊してゆく、という事態に主人公はこの膨大な資料を何とか残そうと努力する。
小さな小さな話だが、広い視野を求める傑作だと思う。
(=^・^=)


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