シャルロット・デュマ展 (銀座エルメスフォーラム)
この状態だとライオンズが勝っても嬉しくない。体重は週末に向けて太るはずだし。
ベゾアール(結石)というテーマの展示を銀座エルメスフォーラムで鑑賞した。
作者は日本にも馴染みが深いシャルロット・デュマ。
なかなかうまいな、と思ったのは、エルメスというブランドでも馬がテーマとされていることで、ブランドと芸術作品の趣旨が合致している。
そして作品の趣旨が自然界で生かされている人間とそれに寄り添う馬、という関係を示す。
インスタレーションでは、馬を巡る2つの物語を描く。いずれも日本が舞台のようだ。少女と馬の自然な関係を描くことで、その背景にある自然を強調する意図を感じる。主人公と馬を巡る風や水や空気などが伝わる美しい映像である。
横浜トリエンナーレでも提言されているとおり、もはや自然界は救いのない状態となり、この過ちを人間に対するコロナという毒をもって制するような事態に陥っている。これらの作品から読み取る”人間の愚かさ”を形を変えて示しているところがシュールで知性を感じさせる。
うっとりするような刺激的時間を体験できてよかった。
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