『羅生門』展 国立映画アーカイブ
雨のそぼ降るど9月の土曜日、京橋の国立映画アーカイブに向かう。
随分昔に確かオードリー・ヘップバーンの小さな展示を一人で見に来た。
今回は『羅生門』展。
『羅生門』
戦後まだ5年ほどしか経っていない時期。映画業界もまだ戦後を背負う作品が並ぶ1950年。
何もかもが奇跡。黒澤明監督を支えた御年90歳を超える野上照代さんのインタビューなども交え、実際に使われた撮影台本など胸の鼓動が高まるような展示が並ぶ。三船敏郎さん、今日マチ子さん、森雅之さんらの俳優陣の若々しさも胸を打つ。
帰宅後あらためてこの作品を見直し、時代の先見性は原作者芥川龍之介の思想をも交え、深い映画であることを再認識する。見事だ。
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