ポタジェ 大阪杯 2022年

2017年(勝ち馬はキタサンブラック)からG1に格上げされた大阪杯。今年の勝者は8番人気の伏兵ポタジェでした。単勝5,870円。


人気馬が前半ハイペースで飛ばす展開となりましたが、直線で上位につけていたポタジェが先に行くアリーヴォをとらえ、昨年の勝ち馬で3番人気のレイパパレの追い上げを振り切って見事勝利しました。昨年G1を3勝している1番人気エフフォーリアは見せ場なくなんと9着。2番人気で逃げたジャックドールは5着に沈みました。エフとジャックの一騎打ちでゴールすることを想像したファンはがっかりでしょう。ジャックはエフが来るのを待っているうちに、馬群に沈んだ印象でした。

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ディープインパクト産駒のポタジェは母系が珍しいアメリカ血統で、日本でほとんど供用されていないので、種牡馬になっても引き合いが多いのではなかろうか。日本の競馬はサンデーサイレンスから遡るHail to ReasonからNearcoの血統がほとんどなので、大手牧場を中心に血の偏りが過ぎないように工夫をしている最中だと思われる。向こう10年ぐらいのスパンで主流血統が入れ替わる可能性があって、その意味ではポタジェの母は貴重な血統となる。

さて荒れたレースで調べてみたら、2001年(もう20年以上前か!)で圧倒的1番人気だったテイエムペラオーが敗れたレースが驚きだった。何しろ4歳になってから1年間一度も負けたことのないテイエムペラオー4着に沈んだレースだった。


マークされたテイエムペラオーをエアシャカールとアドマイヤボスが追い詰めるというゴール前の大外から涼しい顔(?)をしたトーホウドリームが安藤勝己騎手を背にごぼう抜きで差し切ったレース。安藤騎手にとっては会心のレースだったろう。テイエムペラオーは切れる足ながいので、早めに3コーナーから動いたもののいつもの粘りが足りなかった。彼にとっては4歳時がピークで、4歳で使われた疲労も若干あったのかもしれないが、5歳は春の天皇賞でG1をひとつ勝っただけで人気に応えることができなかった。

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競走馬がいつピークアウトするかを見極めるのは難しいが、オペラオーにとっては4歳の8連勝という記録が物語る通りだろう。
間違いなく彼の4歳時のベストパフォーマンスは歴史に名を残すものだと思う。
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